「双極性感情障害で障害厚生年金2級が決定し総額110万円受給できたケース」
2020/08/17
相談者:女性(20歳代)
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約110万
(年額78万)
・相談時の相談者様の状況
以前ご兄弟について障害請求を行った経緯があり、お母さまより再びご相談がありました。小学校頃までは、普通に生活し学校生活を楽しく送っておられましたが、中学校の頃より自分の体に違和感・不満をもつようになり、その頃より感情の起伏が激しくなり被害妄想がひどくなるなどの症状が現れ精神科を受診。高校生に進学後しばらくして不登校の状態となっていたところで、東日本大震災で被災され避難所を転々とされる生活を余儀なくされました。人の目が気になり部屋に閉じこもり外出できないようになり症状は悪化、その後も症状が継続し、妄想や幻聴も起こるようになり、入院治療を繰り返している状況でした。
・相談から請求までのサポート
20歳当時通院されていた病院へ診断書を依頼したところ、当時の医師が不在のため当時の日常生活状況評価ができないと回答され、やむなく現在受診されている病院にて診断書を作成していただく事後重症請求を行うこととなりました。
・結果
障害基礎年金2級の受給が決定し、約110万円の受給が決定しました。
障害状態に相当する状態であったと推測されるにも関わらず、カルテに十分な記載がない、当時の医師が不在などの理由で診断書作成が困難になることもあります。そういった場合は、ほかに当時の状態を示す書類や記録などを元に認定日当時の状態を主張していく方法もありますが認められるのは困難な場合も多くなります。障害年金の制度が広く周知され、対象となる方が適切な時期に手続きされることで不利益が起こらないように努めていかなければならないと感じます。
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福島障害年金相談センター
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