相談者：女性（30歳代）

傷病名：アスペルガー症候群

決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級

支給月から更新月までの総支給額：約110万円（年額78万円）

 

・相談時の相談者様の状況

　　ラトブでの相談会にてお話を伺いました。大学生の頃に不安・不眠・抑うつが出現し東京のクリニック初診。東日本大震災の避難が重なり認定日の受診先は愛知県でした。福島に戻ってからは同じ病院に通っていました。働く意思はあり就労支援センターなど利用するが通所が続かない状況でした。1年近くご自身で障害年金の申請準備をしていましたが、福祉施設の方に紹介されて相談会にいらっしゃいました。　

 

・相談から請求までのサポート

　　初診日について、東日本大震災の前でもあり記録はないという回答でしたが、次に通院した病院に「診療情報提供書」が残っており受診状況等証明書を作成した頂けました。こちらも認定日の診断書も県外の為電話と郵送にて依頼・取得を行いました。現在の診断書については、数度に渡り主治医と相談の時間を取って頂き症状について詳細にお伝えさせて頂いた上で作成をして頂きました。

 

・結果

　　認定日の診断書では軽かったこととアルバイトが出来ていたことから日常生活に著しい支障があるとは認めてもらえず不支給でしたが、事後重症として障害基礎年金2級を無事受給することが出来ました。

 

【社労士から一言】

　ご本人が遡及での受給を強く希望されていたことから、不支給決定に対し不服申し立て（審査請求）を行いました。結果は棄却で変わらずでしたが、理由について書かれた部分がありそれらを基にご本人とご両親へ説明を行いました。書かれた診断書で審査を受ける制度である為、後から何かを言っても伝わることは難しいこともお伝えしました。