相談者：男性（50歳代）

傷病名： 双極性感情障害

決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級

支給月から更新月までの総支給額：約156万（年額78万）

 

・相談時の相談者様の状況

　　息子さんと奥様に支えられ相談会にいらっしゃいました。震災後の避難生活で仕事と済む場所を失い、慣れない避難生活の中で肺癌・脳動脈瘤・肢体麻痺と重なる中で平成28年にご自身で申請をされたが不支給となったそうです。複数の傷病と心労が重なり症状はかなり重くみえました。

 

・相談から請求までのサポート

　　複数の症状はあるのですが、各々の症状を個別に聞いていくとそれぞれが単独で認定基準を満たすのかは微妙な感じであり医師の判断もそれぞれではある程度落ち着いているという状況でした。前回申請は「うつ病」現在の症状は「双極性感情障害」と変化しており診断書を作成して頂けるものは精神だけでしたので、この1点に絞っての再申請となりました。

 

・結果

　　障害基礎年金２級が決まり、約156万円の受給（更新は2年後）が決定しました。

（３）２．４での2級決定は単独では異例とも言えますが、前回の申請で様々な症状を訴えていたこと。症状が悪化したこと等が判断材料となったのかと推測されます。受給決定には我々としても感謝しかありません。申請しなければ受給できる可能性は０であると改めて意識させられた案件でした。

 

【社労士から一言】

　今回のケースのように、いくつもの傷病が混在しているケースでは診断書の様式、書類の整備、申し立て内容、申請方法などについていろいろな選択肢が出てきます。何が正解というものは無いと思われますが、申請内容の一貫性は必要であると感じています。