20歳当時の診断書を敢えて提出せず… うつ病で障害基礎年金2級が決定したケース
2019/05/09
20歳当時の診断書を敢えて提出せず… うつ病で障害基礎年金2級が決定したケース
相談者:女性(20代)
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約103万円(年額77万円)
相談時の相談者様の状況
お母様から神奈川に住む娘さんの相談を受けました。高校1年で不登校となり、通信制へ転校。専門学校を卒業後勤めるが長く続かない。同居している彼氏が生活の面倒を見てくれている。
相談から請求までのサポート
初診日は高校1年生の時でおよそ10年前でしたが、当時の病院(福島県内)に記録が見つかりました。20歳当時の病院(福島県内)にも確認してみたところ、通院歴があり診断書も作成可能でした。現状は体調の変化が激しく、同居の彼氏の都合がつかないと受診も出来ない状況であり、通院しているクリニック(神奈川県)は「主治医の承諾⇒SWのヒヤリング⇒診断書作成」の流れとなっていましたので、診断書作成をお願いして郵送されるのを待っていました。
20歳当時の診断書を確認して頂き、提出時には敢えて添付しないことを選択しました。当センターでは基本的に作成して頂いた診断書は提出しますが、診断書の記載内容と他の書類の状況から添付せず、少しでも早く受給決定と入金に繋がるように判断しました。
結果
障害基礎年金2級での受給が提出から2カ月たたずに決定し、年額77万円の支給が決定しました。審査期間中に彼氏と結婚することとなり、住所は変わらなかったのですが、姓がかわりましたので、「氏名変更」「振込先口座」の変更手続きを行いました。
ご本人と直接お会いすることなく受給という結果になりましたが、お母様と配偶者様のご協力があってこそでした。私たち社会保険労務士に出来ることは限られておりますが、その出来ることを精一杯やりきることが大切だと教えて頂きました。
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福島障害年金相談センター
住所:
福島県郡山市鶴見坦三丁目5番8号
電話番号 :
050-6865-2533
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