「交通事故後遺症により障害基礎年金2級が決定したケース」

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相談者：男性（50歳代）

傷病名：交通事故後遺症

決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級

次回更新月までの総支給額：約123万円

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・相談時の相談者様の状況

ご本人は高齢の母親と二人暮らしで、生活困難により市に相談をした事がきっかけで、市の担当者と一緒に相談会に来られました。
ご本人の症状は激しい頭痛と一日に何回も繰り返される意識喪失により、数年に渡り仕事が出来ない状態が続いていましたが、障害年金の制度を知らなかった為申請していなかったとお話されていました。

 

・相談から請求までのサポート

当初、20年以上前の交通事故を原因とした脳脊髄液漏出症による意識喪失等を主訴として申請を行いましたが、交通事故の後20年の間に通院をしていない時期が一定期間あったことから、初診を交通事故の日とは認められないとの理由で不支給となりました。
1回目の請求の審査請求等と並行して、2回目の申請を行いました。
2回目の請求では、初診日を交通事故の日ではなく、事故後10年以上経過したタイミングでの発症としました。
審査の結果、症状が障害基礎年金の2級に該当しないとの結論により、不支給となりました。
ただ、1回目の再審査請求と2回目の裁定請求の中で、初診日については交通事故の日と認めるとの結論となりました。
3度目の正直で裁定請求書行った際には、今回がダメであれば打つ手はもう無いと思われる状態でした。
検討を繰り返して請求を行った結果、ここに来て、脳脊髄液漏出症と意識喪失の因果関係が認められないとの理由が示され、何度も主治医や年金機構とやり取りを行いました。
最終的に主治医に傷病名を交通事故後遺症と訂正して頂き、ご本人の症状などについて詳しくご記載頂きました。

 

・結果

障害基礎年金2級で決定となりましたが、1回目の請求から3年が経過していました。
ご本人は通院もままならない状況であり、ご家族も高齢であった為、出来る限りのサポートをさせて頂きました。
2級で支給決定になったとご連絡を頂いた時には本当に安堵しました。
 

 

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